西工大 チャレンジ授業「北九州市AI活用推進都市」のシンボルマークをデザイン[9月19日更新:動画視聴用リンク追加]
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グラフィック研究会の学生と、デザイン学部 情報デザイン学科で教鞭をとり同研究会の顧問を務める浜地准教授が制作に取り組んできた「北九州市AI活用推進都市」のシンボルマークが、2025年9月2日(火)に北九州市庁舎で行われた武内市長の記者会見において発表されました。
北九州市は、AIやデジタル技術の活用による行政運営の高度化?効率化に取り組んでおり、2025年9月3日(水)から、「小倉北区役所 AI実証プロジェクト」を開始します。電話応対や資料検索支援、文書要約など複数のAI技術を同時に活用し、市民サービスの向上と業務効率化を一体的に進め、「AI時代の新たな区役所モデル」の創出を目指す、全国的にも先駆的な実証です。
(出典:https://www.city.kitakyushu.lg.jp/contents/337_00062.html)
今回発表されたシンボルマークは、これから北九州市が実施するAI活用事業の際に活用されていくことになります。
シンボルマークのデザインについて
力強いまち北九州市がAIとともに、人や情報を結び、新たな価値とかたちを創り出していく未来を、安定感のある造型で表しました。立体的なグラデーションは、知の深みや視野の拡張を意味しています。
グラフィック研究会へのインタビュー
制作はどのように進めましたか?
“AIを推進する北九州市”という大きなテーマをどう表すかが一番の課題でした。顧問の浜地先生と相談を重ねながら、自分たちのアイデアを磨き上げていきました。普段のサークル活動は個人制作が多いのですが、今回はメンバー全員で意見を出し合い、さらにコンセプトを考える段階からAIを実際に活用するなど、これまでにない進め方ができたと思います。
制作期間は?
コンセプト抽出に1ヶ月、ロゴマークデザイン作成に1ヶ月の計2か月です。
成長できたことは?
個人制作では得られない“チームで一つのものを作り上げる経験”ができたことが大きな成長でした。多様な意見を整理しながらまとめる力や、ロゴのようにシンプルな形で意味を表現する工夫が身についたと感じています。大学の講義で学んだデザイン基礎や、サークル活動で培った制作経験が今回の土台になりました。特に、普段の個人制作とは異なる“チームでの協働”という形で取り組めたことは、大変貴重な経験となりました。
グラフィック研究会のコメント
自分たちのアイデアが形になり、市のシンボルマークとして発表されたときは、とても大きな達成感がありました。普段は個人での制作が多い中で、メンバー全員で一つのものを作り上げた経験は本当に貴重でした。記者発表の場では緊張もしましたが、自分たちの思いを直接伝えることができ、忘れられない経験になりました。今回の経験をきっかけに、これからも社会や地域と関わるデザインに挑戦していきたいです。AIなど新しい技術を積極的に取り入れながら、個人制作だけでなくチームでの活動の幅も広げていきたいと思っています。
グラフィック研究会:制作メンバー(情報デザイン学科3年)
- 玉城 杏梨さん(名護高等学校出身)
- 土居 愛実さん(北九州市立高等学校出身)
- 野口 悠奈さん(波佐見高等学校出身)
- 福岡 美月さん(小倉南高校出身)
- 馬渡 美鈴さん(佐土原高校出身)